コロナ禍の長期化により生活困窮者が増える中、山北のNPO法人オレンジハート(角野いずみ代表)は、津山市内のひとり親家庭などに提供する「フード&ライフドライブ」事業への協力を広く求めている。
9年前から取り組みを続けており、事務所には地場企業や市民らの好意による米や缶詰、麺類、レトルトいった食品、調味料、テッシュ、洗剤などの日用品が寄せられているが、最近はニーズに対して不足ぎみの状況。先月にはひとり親家庭約130世帯に支援品を配布したが、食材は同事業に加えて毎月実施している「こども食堂」に使っていることもあり、必要量の確保に苦慮している。
食品は常温保存でき、賞味期限まで1カ月以上ある品が望ましい。さらに粉ミルクや離乳食、マスクや生理用品の要望も多いという。
角野代表は「コロナ禍の影響で収入が減った人やバイトがない学生も増えており、中には節約のため生理用品を買い控える女性もいる。ひとりでも多くの方に支援への協力をお願いしたい」と呼びかけている。
問い合わせは、角野代表(●090―1186―6083)。
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食品や衛生用品の提供を求めているオレンジハートの角野代表
津山市のNPO 食料品など困窮者へ提供
- 2021年5月27日
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