津山市みらい戦略ディレクター 松野弘さん

ひと 松野弘さん
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「故郷津山が住みがい、働きがい、学びがい、楽しみがいがあるまちとしてかつての賑わいを取り戻し発展していく一助になれば」
 津山市政の施策立案に向け提言する市みらい戦略ディレクター2期目の松野弘さん(73)はそう話す。
 田町出身。7人兄妹の末っ子で第一小時代は野球、サッカーに明け暮れた。少年時代から学問探究の思いが強く、北中時代は毎朝5時半に起床しNHKのラジオ英会話を聞いた。
 津山高卒業後、早稲田大に進学し、電通に就職。日本総合研究所主任研究員などを経て信州大の講師をしながら日本青年会議所の総合政策アドバイザーに就任し、全国の地方自治体に施策立案の助言をした。「この時の人脈と経験が役に立った」。
 日本大や千葉大大学院などで約30年にわたり教授を務めた。専門は環境からまちづくり、CSR、高等教育まで幅広く約60冊の著作と70本の学術論文を刊行。代表作に『現代環境思想論』(ミネルヴァ書房)がある。現代マーケティングの父・フィリップ・コトラー教授のソーシャル・マーケティング研究の第一人者。
 座右の銘は「生涯現役」。6月にはデンマークの名門国立大・オーフス大の客員教授に就任。「日本の知性と世界の知性を有機的に統合化した『地球知』を構築し、さまざまな社会的課題を解決していくことがSDGs時代の学問的な役割になる」。
 プロフィル
 現代社会総合研究所所長。博士(人間科学)。元日本学術会議連携会員。趣味はスポーツ観戦、中国・韓国の歴史ドラマの研究。千葉県習志野市在住、73歳。


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