津山市は14日、第44回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を山北の市役所東庁舎で開き、今後の感染防止対策を確認した。3回目のワクチン接種について、市内の個別接種会場を53医療機関に設けるとともに、集団接種会場に関しては30日から津山中央病院、2月13日から津山第一病院に開設(毎週日曜)することを報告した。
市内の感染者の発生状況は、10月28日から今月5日までは0人だったが、6日から14日までに27人確認され、今後の感染拡大が懸念される。
3回目接種については対象者に順次接種券を送付し、手元に届いたら予約を開始してもらう。10日ずつの3段階に分けながら発送し、分散化により予約時の混乱軽減にもつなげる。昨年6月1〜10日に2回目を完了した人には14日に送付した。集団接種の予約受付は17日から。市は、国の方針に沿ってさらなる前倒しを検討していく。
また、市教委は、部活動について他校との練習試合などは慎重に検討し、県外との交流は公式戦(全国・中国大会など)への参加を除き、自粛とすることを報告した。
津山中央病院の藤田浩二感染症内科部長は「オミクロン株は感染力が強い上に潜伏期間が短いので隣の人にうつしやすく、クラスターになりやすいのが特徴。ウイルスは手から吸収されるわけではなく、ウイルスが入ってくる目、鼻、口を自分で守ることを徹底してほしい」と強く呼びかけた。
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今後の対策を申し合わせた津山市の本部会議