公共施設のあり方を審議する津山市ファシリティマネジメント委員会(委員長・蔵田幸三地方自治体公民連携研究財団代表理事)は2022年12月23日、グリーンヒルズ津山(岡山県津山市大田)の魅力向上策について意見集約した本年度の提言書を谷口圭三市長に提出した。市は今後の活用方針の一助にする。
提言内容は▽SDGsの理念のもと豊かな暮らしや健康を創造するwell―beingを目指すビジョンを定める▽公民連携手法の導入、観光誘客や交流人口増も視野に、目的に応じたコンテンツ創出とゾーニングを行う▽公園全体をオーガナイザーとしてコーディネートできる団体等による管理運営を検討する―など。さらに「多様な世代が集う市民のリビングや庭の様な憩いの場」といったコンセプト、具体的なコンテンツ、方向性も示している。
市役所を訪れた蔵田委員長が手渡し「実際に公園に行き、担当者に話も聞いてまとめた。絞り出した内容、コンセプトをぜひ参考にしてほしい」と話した。
谷口市長は「市民のリビングにするという感覚はキーワードにしたい。これを念頭に公園全体をどうしていくのかしっかり取り組んでいく」と述べた。
本年度の委員は有識者や一般公募者ら12人が委嘱を受け、計4回の会合で協議を重ねてきた。
津山市ファシリティマネジメント委員会 グリーンヒルズ津山の魅力向上策 提言
- 2022年12月26日
- 行政・公共