津山市健康づくり推進審議会(会長・二宮一枝県看護協会長)は20日、「第3次健康つやま21(第3次津山市健康増進計画・食育推進計画)」(案)と「第2次いのち支える津山市自殺対策計画」(案)を谷口圭三市長に答申した。ともに計画期間は2024年度から35年度までの12年間で、来年3月までの策定を目指す。
第3次健康つやま21(案)の基本理念は「すべての住民が共に支え合い、健やかで幸せに暮らせる津山」で、「すべての住民が元気で長生きし、やりたいことを、いつまでも、いつまでも、続けることができる」を大目標に掲げている。▽栄養・食生活・食育推進▽身体活動・運動▽歯・口の健康▽たばこ・アルコール▽休養・こころの健康づくり▽生活習慣病対策―の6分野で中間目標を設定している。
第2次いのち支える津山市自殺対策計画(案)の基本理念は「すべての住民が共に支え合い、健やかで幸せに暮らせる津山」で、「すべての住民が、かけがいのないいのちを大切にすることができる」を大目標に掲げている。リスク要因に沿った重点施策は▽仕事▽高齢者▽生活困窮者▽子ども・子育て―の四つ。基本施策は▽普及啓発▽リスクの高い人への支援▽人材育成▽組織連携▽遺族らへの支援―の五つを掲げ、それぞれ中間目標を設定している。
この日、二宮会長が山北の市役所を訪れ、「慎重に審議した結果、適切であると認めます」と述べ、谷口市長に答申書を手渡した。谷口市長は「提言を生かし、しっかり施策に反映させたい」と述べた。
同審議会は学校や福祉、医療、保育などの分野の有識者20人で構成。8月に諮問を受け、3回の会合を開き、内容を審議した。