津山市内4高校が連携して地域課題の解決策を探る講座「地域創生学」で、本年度受講した生徒が17日、まとめた提言書を市に提出した。
津山、津山東、津山商業、津山工業の23人が5部作成した。コロナ禍の中で精神的に孤立する高齢者が気軽に地域の人とつながれる新ソフトの開発、子どもからお年寄りまでが集まれる公園の整備プロジェクト、市街地の空き店舗を活用したイベントの開催などを提案している。
この日は代表者10人が山北の市役所を訪れ、谷口圭三市長に提言書を手渡した。市長は「高校生がまちのあり方を真剣に考えてくれるのはうれしい。1つでも実現できるように取り組みたい」と語った。
津山高校2年生の圓山立樹さん(17)は「施策に反映してくれたら。通常の授業にない内容の講座で貴重な経験だった」と話した。
地域創生学は4年目。本年度は、「医療・福祉」「産業」「教育・人材育成」の3分野から、フィールドワークなどを通じ、魅力的で暮らしがいのあるまちになるには何が必要かを考えた。
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まとめた提言書を谷口市長に手渡す高校生
津山市内4高校、地域課題の解決策を探る提言書を市に提出
- 2020年10月21日
- 教育・保育・学校