津山高専(沼)で14日、津山市出身の元外交官・堀江正彦さんによる講演会「なぜ日本にグローバル人材が必要なのか」が開かれ、生徒は海外にも目を向けた幅広い視野と挑戦する意思を持つ大切さを学んだ。
選択履修科目「国際交流I」を受講する1、2年生26人と希望者が聴講した。
堀江さんは日本企業の海外進出など例を挙げながら語学力や積極性を備えた人材が必要とされる現状ついて説明し、「さまざまな国の人とコミュニケーションを図り、自らの情報発信していくためには英語は必須」と強調。その上で「楽しみながら勉強すると効果的。簡単な単語を用いて留学生たちと趣味の話をするのも良い」とアドバイスした。
また、日本で古来美徳としていた控え目な態度が海外ではデメリットにもなると指摘。「周囲に合わせるのではなく、自分の意見や考えをはっきりと伝えるように」と力説した。このほか、各国の宗教を学ぶ重要性などについて話した。
得意な化学を専門に活躍していきたいという総合理工学科1年・森元豪琉さん(16)は「日本人としての良さを兼ね備えた上で、他国の人たちの前で私見を述べられるようになりたい。留学生に英語で話しかけるなどできることから始めようと思う」と話した。
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グローバルな視野を持つ重要性について話す堀江さん
津山市出身の元外交官・堀江正彦さんによる講演会「なぜ日本にグローバル人材が必要なのか」
- 2022年6月22日
- 経済・産業