津山市役所で新型コロナウイルス感染症対策本部第九回会議ひらかれる/岡山・津山市

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 岡山県津山市は1日、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・谷口圭三市長)の第9回会議を津山市山北の市役所で開いた。市立の小中学校と幼稚園の臨時休校・休園期間、公共施設(市役所などを除く)の臨時休館期間を、それぞれ31日まで延長することなどを承認した。
 8日までとしていた学校と幼稚園の臨時休業期間の延長理由について、市教委などは「市内で感染者が確認され、いまだ感染経路が不明であり、今後の感染拡大が懸念される。子どもの健康と安全を第一とする」と説明。ただ、周辺の感染状況を見極めながら、期間の短縮も検討するという。
 学校休校中の家庭学習に関しては▽教科書・教材に基づく家庭学習を課し、学習計画表を活用して計画的に進められるよう指導する▽最低週1回、登校日を設定するか、家庭訪問、電話連絡などで学習状況や心身の健康状態を把握する―としている。授業時間数の確保の観点から夏季休業期間の短縮を検討するほか、水泳指導は3密を避けることなどから全校実施しない方針。
 一方、保育園(所)と認定こども園については開園とするが、家庭保育が可能な場合は引き続き9日から31日まで登園自粛を要請する。放課後児童クラブへは感染拡大のリスクを考慮し、31日まで規模を縮小した開所を求める。
 公共施設は11日までを休館期間としていたが、月末まで延長。こちらも感染状況を見極め、短縮も検討する。休館は98施設、一部開館は4施設となる。
 このほか会議では、全国民に一律10万円を配る特別定額給付金事業を実施するための準備室が1日に市役所内に開設されたことを報告。申請書は中旬の発送に向けて準備を進めている。
 谷口市長は「ゴールデンウイーク本番に入ることから、今まで以上に注意を払って感染防止対策を」と呼びかけた。また、臨時市議会に向けて編成作業を進めている補正予算案に関しては「スピード感を持って全庁一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。
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今後の学校の休校措置などについて確認した津山市の対策本部会議


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