津山市戦没者追悼式が21日、山北の津山総合体育館で開かれ、日清戦争から第2次世界大戦までの戦没者3661柱の冥福を祈り、恒久平和への誓いを新たにした。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため人数制限し、規模を縮小して開催。来賓と遺族の計約100人が参列した。
英霊をまつる祭壇に向かい、全員で黙とう。谷口圭三市長が「先人たちの多くの犠牲、築かれてきた繁栄の礎に思いをはせ、命の大切さや平和の尊さを次世代に継承することは私たちの重大な責務」と追悼の辞。津本辰己市議会議長に続いて、遺族を代表し市遺族連合会の小椋章光さんが「多くの人々の意識から薄れてきたが、私たち家族は戦死者の面影を求め、思いをはせている。英霊の冥福と、今後も平和が続くよう祈念する」と慰霊の言葉を述べた。
この後、一人ずつ献花台に白菊を手向けた。
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平和への誓いを新たにした戦没者追悼式