津山市は1日、本年度の機構改革による市教委再編に伴って改定を進めていた教育大綱を策定した。市が理想とする人物像、教育内容、教育環境を示している。2021年度から教育振興基本計画の改定に取りかかる。
人物像に「自立して、自己の将来を切り拓き、たくましく生きていけるひと」「ふるさとを愛し、津山人としての誇りを持って生きていけるひと」などを掲げる。教育内容は「自ら学ぶ力の育成」「自己肯定感の醸成」など。教育環境として「夢中になって遊ぶことができる園」「学ぶことが楽しくなる学校」「地域と共にある学校・園」などを盛り込んだ。
従来の教育大綱は、改正地方教育行政法で義務付けられた15年に策定した。改定は、昨年10月に開催した本年度第1回市総合教育会議で教育委員の意見を集約した上で検討していた。
この日の第2回会議では、出席した委員4人に改定案を示し、内容を確認した。谷口圭三市長や有本明彦教育長は席上、「分かりやすい内容にした。学校と地域がともに将来の担い手を育てられる教育を進めていきたい」と話していた。
数値目標などを掲げる教育振興基本計画は次が3期目。来年度で内容を見直し、期間は22年度から5カ年となる。
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教育大綱の改定案が示された本年度第2回総合教育会議
津山市教育大綱策定
- 2021年2月4日
- 行政・公共