津山市消防団 国指定重要有形民俗文化財「田熊の舞台」がある田熊の田熊八幡神社で防火訓練

行政・公共 田熊八幡神社で訓練に励む団員たち
田熊八幡神社で訓練に励む団員たち
         

 文化財防火デー(26日)に合わせて津山市消防団は22日、国指定重要有形民俗文化財「田熊の舞台」がある田熊の田熊八幡神社(岡山県津山市)で防火訓練を行った。
 コロナ禍の影響で3年ぶりに実施。東部方面隊8分団の団員ら約80人が参加した。文化財のそばで林野火災が発生したという想定で、自動車ポンプと小型動力ポンプ計8台を用いた放水訓練が行われた。駆け付けた団員たちは機敏に動き、約20㍍のポンプ数本を連結。高台にある境内から約70㍍下の広戸川の水をくみ取り、出火点の雑木林に向かって放った。
 終了後に、津山圏域消防組合東消防署の宇都宮守之参事が「基本が身に付くといかなる状況でも対応できる。若い人たちも技術を磨くために積極的に訓練に参加し、励んでほしい」と講評。川端茂同消防団長は「火災だけでなく、災害や行方不明者捜索などみなさんの役目は重大。これからも精進して市民の安心と安全を守ってほしい」と話した。
 文化財での防火訓練は文化財防火デーに合わせて毎年、各方面隊が持ち回りで行っている。


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