津山市消防団、ボートの手漕ぎ救助訓練

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 津山市消防団は18日、洪水に備えてボートを使った救助訓練を加茂町中原の加茂町スポーツセンターのプールで実施。団員は安全かつ効率的に活動をするための知識と技術の習得に取り組んだ。同消防団の水難救助訓練は今回が初めて。
 豪雨などによる浸水が想定される区域がある分団の団員を中心に21人が参加した。3班に分かれて、地上に取り残された人をボートに乗せて安全に運んだり、ひも付きの浮き輪を投げたりするなどの救助方法を学んだ。ボートの手漕ぎ訓練では、4人一組がパドルで水をかいて前進、方向転換するなどの練習をした。訓練に先立ち、津山圏域消防組合庁舎(林田)で座学を受けた。
 過程を終えた団員には災害時にボートの使った救助が出来るようになる「水難救助訓練過程修了証」が授与された。修了証無しでボートを扱えず、活動時には携帯することになっている。
 河辺分団の千代延拓磨副分団長(41)=国分寺=は「ボートの操作は思ったよりも難しかった。いつ起こるかわからない災害に備え、迅速に行動するためにさらなる訓練を重ねていきたい」と話した。
 今回使用したボートは全長約3㍍の6人乗り。総務省消防庁の整備費補助金制度を活用して購入した。

ボートを漕ぐ団員


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