津山市社会福祉協議会の「第6次地域福祉活動計画」(2021年度〜5年間)の策定に向け、諮問を受けていた策定委員会(委員長・小坂田稔美作大学特任教授)は、小山了同協議会長に計画案について答申した。
地域共生社会の実現や、福祉・生活課題の解決に向けた取り組みの推進を目指すための計画。案では基本目標に①みんなで支え合うまちづくり②安全・安心なまちづくり③活力あふれるまちづくり④福祉サービスが充実したまちづくり⑤社協の組織体制の充実・強化―を掲げる。17の「活動目標」、26の「実施事業(重点事業)」を選定。計画的に進ちょく管理を行うため、年度ごとに「評価指標(数値目標)」を明記している。第5次計画の評価などを踏まえて反映させる20項目の課題も整理した。
答申は「地域福祉を推進する計画としておおむね適切」とした上で、「コロナ禍の新たな生活様式の暮らしの中にあっても、誰もが安心して暮らし続けられるよう、市政策との整合性や地域住民・団体と協働・連携を図り、円滑な事業実施を」と求めている。
1日に山北の同協議会を小坂田委員長と清原三郎副委員長(市連合町内会長)が訪れ、小山会長に答申書を手渡した。小坂田委員長が「五つの基本目標を定めており、しっかりと実施に向けて取り組んでほしい」とあいさつ。小山会長は「市とのパートナーシップのもと、地域の団体との連携をより密にして地域共生社会の実現に向けて推進していきたい」と述べた。
委員会は学識経験者や福祉・保健、行政関係者ら20人で組織。昨年7月に諮問を受け、4回開催し審議した。
津山市社会福祉協議会「第6次地域福祉活動計画」
- 2021年2月5日
- 医療・福祉