津山市立の全小中学校35校で7日、本年度1学期の始業式が行われ、長い休みを終え久しぶりに登校した児童、生徒たちが、新学年に胸を弾ませた。新型コロナウイルス感染症防止のため3月2日から臨時休校し、そのまま春休みに入っていた。
南小学校=岡山県津山市=は体育館で式を行い、2〜6年生133人を前に松本卓校長が「進級おめでとう。先生はハンカチでマスクを作って着けている。マスクのない人は簡単にできるので、自分も相手も大切にするためにぜひ作って。最上級生になった6年生は、中心になって南小学校を立派な学校にしてほしい」とあいさつ。担任の紹介などを行った。
養護助教諭からは感染症対策について「手洗いのプロになろう」と、正しい手の洗い方、アルコール消毒の仕方について話があり、皆真剣な表情で聞いていた。
この後、各教室に戻って学級指導を受けた。5年生(29人)の教室では、担任の後長拓巳教諭が新学期の注意事項などを伝え、児童たちは真新しい教科書を手にした。
川畑風薫君は「休みはとても長く感じた。家ではあまり外に出ず、宿題をしたり掃除などの手伝いをした。みんなに会えてうれしい」と話していた。
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元気な会話が交わされた5年生の教室=南小で
津山市立の全小中学校35校で本年度1学期の始業式行われる/岡山・津山市
- 2020年4月7日
- 教育・保育・学校