第52代議長 津本辰己さん(69)
「市民の負託にこたえるべく、市の発展や福祉の向上、公平な議会運営に努め、その責任を果たしていきたい」と決意を語る。
より充実した議会運営を目指すため、3人以上の会派から選出された委員で構成する議会運営委員会について「2人会派からも認められるよう提案している。すそ野を広げ、議会改革につなげたい」。
昨年度、削減の方向で進みながら最終的に28のままとなった議員定数をはじめ、議員報酬、現在四つある常任委員会の合併再編にふれ、「議員の見識を示す議論をし、次の改選期には反映できるよう臨んでいく」。
市民に分かりやすい議会のあり方については「個々の議員が普段の活動でどれだけ多くの人と話をしているかにかかっている。これを全員がやれば議会や市政への関心はもっと高まるはず」。
2007年に初当選。「弱者救済」を原点に、福祉をはじめ、農業など中山間地域の活性化、歴史文化に力を入れてきた。モットーは「温故知新」で、「昔を知り、応用することは今後のまちづくりや市政運営にもつながる」と話す。
少子高齢化、人口減少、新型コロナウイルスへの対応など多くの課題を抱える津山市。「28人の議員全員がそれぞれの責任を果たし、施策に反映させられるような議会運営に軸足を置き、誠心誠意努力していきたい」。
4期目。副議長、監査委員など歴任。東京農業大卒、会社役員、二宮。