津山市連合町内会(清原三郎会長)の本年度町内会長研修会が26日、東新町の津山鶴山ホテルで開かれ、約110人が充実した日々の活動に向けて健康意識を高めた。
津山慈風会の黒瀬通弘名誉会長が「医師となり半世紀」を演題に話した。人間ドックに期待されるものとして、がんの早期発見と成人病対策を挙げ、その目的などを説明。ピロリ菌については、除菌によって胃がんの発生率が3分の1に減少すると述べ、検査を受けるよう呼びかけた。肥満に関しては「糖尿病や心筋梗塞、睡眠時無呼吸症候群など多くの合併症が出てくる」とした。
がんの告知にもふれ「時代とともに『がんであることを告げるか告げないか』の議論から、『いかに真実を伝え、患者をどう援助していくか』の議論に変わってきた」と説明。残された時間を有意義に過ごすといった利点があるとした。参加者はメモを取るなどして熱心に耳を傾けた。
津山市連合町内会 健康意識を高める研修会