津山市長選あす告示

行政・公共
         

 任期満了に伴う津山市長選が30日告示される。いずれも無所属で、再選を目指す現職の谷口圭三氏(58)=志戸部=、新人で元大学客員教授の竹内幹雄氏(75)=加茂町下津川=、市議の近藤吉一郎氏(56)=山方=が立候補の準備を進めており、前哨戦を繰り広げている。
 選挙戦では、10万人を割った中での人口減少対策や持続可能な地域づくり、新型コロナウイルス対策、中心市街地の活性化、厳しい財政状況下での行財政改革のあり方などが争点になるとみられる。
 谷口氏は「拠点都市の再興を目指す取り組みを継続・発展させ、全ての住民が誇りと愛着を持って便利で快適な暮らしができる津山を創造していきたい」と続投への意欲を示す。自民党県連、公明党県本部、日本維新の会の県支部・岡山維新の会などが推薦している。
 竹内氏は「津山市は限界集落や過疎地域の増加で消滅が予想される。全てのまちづくりに市民が参加し、人口増、所得増、学力向上を目指して新しい津山を創造する」とし、一人で選挙戦を行う方針。
 近藤氏は「現市政は不明瞭・不透明な事業施策が多い上、市民の声が生かされていない。市民が身近に感じられる市政を取り戻し、まっすぐな津山を作りたい」と訴える。自治労県本部、市職労といった労組系団体などが推進している。
 立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで、山北の市役所東庁舎で受け付けられる。この日、谷口氏は志戸部の事務所に続いて久米、勝北、加茂・阿波地区でそれぞれ出陣式を行う。近藤氏は小原の事務所で出陣式を行う予定。
 期日前投票は31日〜5日、市役所東庁舎、加茂支所、阿波出張所、勝北保健福祉センター、久米支所で午前8時半〜午後8時。アルネ津山4階・地域交流センターで午前10時半〜午後6時半。
 投票は6日午前7時〜午後6時、市内48カ所で行われ、午後8時15分から津山総合体育館で即日開票される。
 有権者数(昨年12月1日現在)は8万2691人(男3万9258人、女4万3433人)。現新2氏が争った前回の投票率は55・81%(前々回56・79%)で、2005年の合併後最低だった。


1谷口圭三氏
2竹内幹雄氏
3近藤吉一郎氏
4津山市役所


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