創作家グループ「玄美会」の第16回展が新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、円熟味を醸す日本画や洋画などの秀作が来場者を魅了している。21日まで。
ベテラン美術家でつくる同会(下山中会長)の会員13人が、近作46点を出展。
日本画では阿波の布滝や尾所の桜、水墨画では四季の花木、竜虎、油彩は残雪の那岐連山、白賀渓谷といったモチーフが味わい深く描かれ、カワセミをイメージした極彩色の抽象表現も目を引く。
木版画では多色刷りによる美咲町の棚田、墨の濃淡と版木の板目を生かした伎芸天が印象的。さらに奔放な筆遣いでしたためた書作品、板に彫った刻字作品も並ぶ。
下山会長は「キャリアを重ねる中で会員それぞれの表現、作風を追求している。この1年間の成果を見てほしい」と呼びかけている。
津山市 創作家グループ「玄美会」第16回展
- 2022年3月18日
- 芸術