津山市は8日、新型コロナウイルスの第54回対策本部会議を山北の市役所で開き、県が発令した「BA・5対策強化宣言」中(〜31日)の対応を確認した。感染の急拡大を踏まえ、20、21の両日、特設の集団接種を追加で実施することなどを報告した。
集団接種の追加実施は3、4回目の追加接種が対象。20日は午後4〜8時に津山第一病院で300人規模、21日は午前9時〜午後4時半に津山中央病院で360人規模で行う。ファイザー社製ワクチンを使用。対象は津山市に住民票がある人で、3回目は1、2回目を完了してから5カ月以上経過した12歳以上。4回目は▽3回目を完了してから5カ月以上経過した60歳以上▽18〜59歳で基礎疾患を有する人など▽18歳以上の医療従事者と高齢者施設などの従事者―。予約は市ワクチンコールセンター(☎050―3644―9521)、市集団接種予約システムなどで行える。
会議ではこのほか、宣言期間中、感染拡大防止のために留意するポイントとして▽高齢者や基礎疾患など重症化リスクの高い人や、日常的にそれらの人と接する人は混雑した場所への外出など感染リスクの高い行動を控える▽救急外来と救急車の利用は真に必要な場合に限る―を追加した。
また、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査を実施する市内事業者などに対し、検査1件につき上限2万円の助成金を交付する制度の周知などについて報告した。
先月31日現在のワクチン接種率は3回目(12歳以上)は70・87%、4回目(60歳以上)は22・45%となっている。
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感染拡大防止のための啓発チラシ