津山市 第4次補正予算

行政・公共
         

 津山市は23日、新型コロナ対策や経済対策などを盛り込んだ13億5339万円の本年度一般会計補正予算案(第4次)を発表した。補正後の総額は476億7734万円で前年度同期比20・40%減。30日開会の9月定例市議会に提案する。
 新型コロナウイルス対策は、実績見込みによる調整分を含め10事業、6億906万円を計上した。主なものではワクチン接種事業として、国が示す2月末までの接種スケジュールへの対応や接種費用の休日・時間外加算への対応に4億9576万円。売り上げが減少した事業者への一時金の支給2億60万円。低所得世帯の生活支援のために地域商品券「さくら」を配布1200万円。帰省を自粛している市外在住の学生と市内に在学中の学生に津山産食材などを提供1664万円。住民の移動手段の維持・確保を目的とした運行継続と公共交通機関の感染症対策の充実800万円。
 経済対策としての公共事業5事業に6000万円を計上した。市道の維持管理・修繕2000万円、老朽化が進んでいる農道・水路・ため池の修繕1700万円、ガードパイプや転落防止柵など交通安全施設の整備1000万円、林道の維持管理・修繕900万円、農道の維持管理・修繕400万円など。谷口圭三市長は「住民の安全・安心を確保するとともに、内需拡大による地域経済の活性化を図り、経済を下支えしたい」と述べた。
 このほか、成年後見制度利用促進を中心とした権利擁護に関する中核組織を来年1月に設置340万円、重要伝統的建造物群保存地区の防災機能向上のための連動式火災報知器の設置補助180万円など。また、県内に本拠地を置くプロスポーツチームが市内公共施設で試合を開催する際、市をホームタウンとする団体に1試合50万円、その他の団体に25万円を補助するため350万円を計上している。


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