新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が6日で解除されるのを受け、津山市は5日、第49回対策本部会議を山北の市役所で開いた。5〜11歳へのワクチン接種を14日から開始することを報告。小中学校、保育園、保育園などの感染防止対策の強化についても申し合わせた。
5〜11歳の接種対象者数は約6000人で、7日に接種券を送付し、届いたら予約を開始する。個別接種で市内11医療機関、県内218医療機関で受けられる。
放課後や家庭での感染が目立つことから市教委は、マスク着用や基本防止策の徹底、日々の健康観察などについて家庭への協力を依頼する。また、市PTA連合会との臨時会議を9日に開き、現状を情報共有するとともに、家庭での感染防止の徹底について連合会としての組織的な取り組みを依頼する方針。
保育園、認定こども園、幼稚園については、こども保健部が新たな啓発活動として、保健師による各園への出前講座を行う。スライドを作製し、年長児を対象に感染予防について紙芝居形式で話をする。園職員に対しても講話を行う。
谷口圭三市長は「オミクロン株は幼児、児童、生徒、学生の感染者が多く、学級閉鎖も頻発している。小中学校、保育園などでの感染防止対策の強化が必要」と述べた。
教育旅行、合宿誘致事業などは引き続き、全面停止とする。当面、31日まで。
2月28日現在の市の3回目接種率(18歳以上)は、34・12%で、全国、県平均を上回るペースで推移している。
p
今後の対策などを申し合わせた津山市の本部会議