作陽高校・現くらしき作陽大学の出身者らでつくる「コーメプリーマ04」のコンサートが13日、山下の津山文化センターで開かれ、観客182人がオペラのストーリーや世界観を堪能した。
「おしゃべりオペラ&鳥越由美のおしゃべりピアノ」と題し、川崎のソプラノ歌手・岡部しのぶさん(61)、国分寺のピアニスト・鳥越由美さん(56)らメンバーとゲストたち計7人が出場。
イタリア語で■シンデレラ■を指す「チェネレントラ」では、主人公が2人の義姉に文句を言われたり、こき使われたりするシーンを披露。イタリアの作曲家・ロッシーニ(1792〜1868年)が当時の観客の好みに合わせて作ったとされる台本を用いており、陽気で明るい音楽と合唱を交えたにぎやかなアンサンブルで観客を引き込んだ。このほか、日本語の歌劇・昔話「天福地福」、鳥越さんのソロ演奏なども行われた。来場者はユーモラスな場面で笑ったり、美しい歌声やピアノの旋律に耳を傾けたりした。
母親の影響でオペラに興味を持ったという倉敷市の河田紗奈さん(12)は「とても聞きやすくて、きれいな歌声。もっといろいろな作品に触れて見たいと思った」と話した。
津山文化センター 「コーメプリーマ04」オペラ