津山文化教室「つやま生活美術習作展」が21日から、アルネ津山4階・市立文化展示ホール=岡山県津山市=で開かれ、日本画と書道の受講生らによる多彩な秀作が来場者の目を楽しませている。23日まで
日本画は11人が32点、書道は10人が22点を出展。市教委文化課が主宰する教室で、日本画・矢野律さん(80)と書道・安田甲南さん(67)の指導を受け、1年間の成果を披露する場として毎年開いている。
日本画はヒマワリやコスモス、真っ白な雪景色の大山など、花や自然を描いた色彩豊かな作品が並び、書道は「吉人天相」の漢詩や与謝無村の俳句をはじめ和歌など、見事な筆遣いでつづった秀作を装丁し展示している。
日本画を見ていた角南桂子(76)さん=津山市=は「興味があって来た。油彩と違って落ち着いた色合いで安心感のある趣きがいいですね」と見入っていた。
矢野さんは「みなさん、一生懸命に描いた作品なのでぜひ見に来ていただきたい」、安田さんは「来られた方が日本の伝統美術に興味を持ってくれたらうれしい」と話している。
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作品を観賞する来場者
津山文化教室「つやま生活美術習作展」21日から新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開催/岡山・津山市