新魚町のアルネ津山(岡山県津山市)4階で、津山街づくり会社と市都市整備公社が共同で整備を進めていた「津山旬菜レストラン城見亭」が11月30日、オープンした。”地産地消”を掲げ、地元食材をふんだんに取り入れたメニューを提供しており、食を通して施設周辺や市街地のにぎわい創出を図る。
メニューは、つやま和牛の「ステーキ御膳」、「すきやき御膳」、津山産黒豚の「しょうが焼き膳」などで、野菜や原材料も市産、県産にこだわっている。このほか、新たに開発した米粉麺「津山っ粉」と、そずり肉の食感やうまみを生かした「津山こめ粉ヌードル」、地域を代表するスイーツ「津山ロール」のセットといった軽食もそろえている。
店内は約315平方㍍で、63席を用意。ビジネス客の利用も考え、パソコンが使用できるように設備を整えている。また、地域商社曲辰が開発した商品やさまざまな特産品を販売するスペースも設けた。市の補助金を含めて両社約2340万円の費用をかけて改装。運営は、市都市整備公社が行っていく。
初日は、多くの人が訪れ、ローストビーフをメインに添えた日替わり膳などを味わっていた。竹内多惠子さん(67)=福井=は「味付けがよく、ボリュームもあり満足した。今度は娘や孫も連れてきたい」と笑顔で話した。
営業時間は午前10時から午後6時まで。午前10〜11時がモーニング、11時から午後3時までがランチ、3時以降はアフタヌーンタイムとなり、提供するメニューの一部が変更される。今後は会食や宴会、仕出しにも応じるとしている。日野田昭二支配人(63)は「憩いの場として活用していただけたら幸い。津山のみなさんに愛されるレストランを目指して頑張っていく」と述べている。
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