津山市教委は保護者、地域の人たちが学校運営に参画する「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」を津山東中学校(押入)に市内で初めて導入した。保護者や地域住民の代表者でつくる「学校運営協議会」を設置。学校が掲げる教育目標を共有し、一体となって子どもたちの育成を図る。
開会式が19日に行われ、谷口圭三市長をはじめ、学校や地域の代表ら約40人が参加。同協議会の坂本道治会長は「子どもたちが健やかに成長できるように協力をお願いします」とあいさつ。参加者は一人ひとり「あいさつをして、しっかり見守っていく」「子どもたちの活躍できる場をつくっていきたい」などと抱負を述べた。生徒会長の3年・光岡結菜さんは「地域の人たちと一緒に取り組んでみたいことがある。一緒に達成感を味わえたらうれしい」と話した。
式に先立ち、初会合が開かれ、植月愼二校長は「地域とともに、笑顔があり、元気な生徒の育成」いった目標や「落ち着いた学校環境で生徒が自信と誇りを持ち、夢に向かって粘り強く挑戦できるように支援していく」と方針を説明し、同協議会の承認を得た。6月に2回目を予定しており、具体的な活動内容などを決めていく。
同市教委は国の「地域とともにある学づくり」を進める法律を踏まえ、昨年から同校をモデル校に指定して準備を進めてきた。今後、市立全35小中学校の導入を目指している。
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開会式で掲げる目標を話す学校運営協議会の委員
津山東中コミュニティ・スクール
- 2021年4月22日
- 教育・保育・学校