スーパーマーケット・マルイ(本社上河原)が津山東高校(林田)の食物調理科を対象に実施する「レシピコンテスト」の審査会が23日、同校で開かれた。「朝ごはんを食べよう」がテーマで、アボガドサーモン丼とトマトスープを考案したグループがグランプリに輝いた。
2年生35人で8グループを組み、7月からレシピ開発に取り組んだ。津山産食材を活用するのが条件で、それぞれ主食、副菜2品を完成させた。
グランプリを勝ち取ったメンバーは佐伯花さん(17)、今井ルナさん(17)、西本莉彩さん(16)、小椋美空さん(16)、原田海七さん(17)の5人。疲労やストレスに良い効果があるとしてアボガドを使い、血流を促す地元産ショウガをたれに混ぜてさっぱりした味に仕上げた。スープにはビタミン、食物繊維豊富なトマトを1個まるごと使用。たんぱく質といった他の栄養素も、市内のピーマンやブロッコリーなどを入れて補った。
審査は松田欣也社長ら4人が担当。リーダーの佐伯さんは、丼ぶりはほぼ食材を切って乗せるだけで簡単に作れることなどをプレゼンでPRし、「全体的に野菜が多く、彩りがある」などと講評を受けた。佐伯さんは「津山に食材が豊富にあるのを知ったので、しっかり活用していきたい」と語った。
優秀賞2作品は、焼きおにぎりスープとシイタケの肉詰め、クルミを載せたチーズパンとショウガのスープが選ばれた。
コンテストは、地産地消や食育推進を狙いに、市や味の素(本社東京都)の協力を得て開催。今回が10回目でテーマを変えながら実施している。
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グランプリに輝いたアボガドサーモン丼とトマトスープ
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津山東高とマルイレシピコンテスト