津山東高校(林田)の生徒がフィールドワークを通じて地域課題の解決策を探る「地域プロジェクト」で、受講した普通科の2年生100人が18日、成果を発表した。
「観光」「産業」「福祉」「医療」など7分野の27テーマに挑戦した。この日は、各班がプロジェクトで関わった地域住民や在校生らを前に説明した。
ポスター発表では、「子ども食堂」の活動や貧困の背景、民間企業のノウハウを活用した災害対策、若者の力やITを取り入れた農業などのテーマが並び、取材を通じて感じたことも語っていた。片親家庭の子どもの支援策を考えたグループの有元夢遥さん(16)は「企画だけでなく実際に取り組んでみたい。学習で地域に出たり住民から話を聞いたりする機会はあまりないので貴重な経験だった」と話した。
普通科の残る20人による「企業動画」の分野は、来年1月に発表会で被露する。
地域プロジェクトは探究力、表現力などを養う全学共通の総合学習「行学」の一環。2017年から毎年実施している。
津山東高校、地域課題解決へ学習成果披露
- 2020年11月20日
- 教育・保育・学校