津山東高生(岡山県津山市)が開発したビーガンレシピ商品化

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 「地元産野菜を使った新感覚のヘルシーフード。スイーツ感覚でどうぞ」―。津山東高校の生徒が開発したビーガン(完全菜食)レシピを、お弁当と食事処のあっちゃんの大きな木(岡山県津山市山下)が商品化。豆乳と寒天の自然な甘味がやさしいサイドメニューは「体にうれしい豆乳かん」と名付けられ販売を開始した。
 考案したのは食物調理科2年の谷口波奈さんと、池内春香さん。「ビーガン茶わん蒸し」をテーマに、卵を使わずどれだけ近付けられるかにこだわった。だしもカオツオが使えないため、昆布だけで整えた。野菜はシイタケ、コマツナ、ニンジン、カボチャを活用。トッピングは季節によって「サクラ」「ユズ」「ショウガ」と変わる。
 美作国観光連盟などの地元食材を活用した新メニュー開発「美作国<美味し国>プロジェクト」でコラボが実現。店主の上原明美さん(49)は「何もかも初チャレンジで刺激になった。舌触り滑らかで、優しい味と好評です。幅広い年齢の方に楽しんでいただきたい」。
 谷口さんは「豆乳の青臭さを感じさせず、茶わん蒸し感を実現できた。美容と健康にも良いですよ。両親も気に入ってくれました」。「ビーガンは使える食材が限られるので難しかったけれど、女の子は気に入ってくれると思う。津山の食材との出会いを楽しんでください」と池内さん。
 「体にうれしい豆乳かん」(単品)は230円。大豆ミートとオリジナル漬物を全粒粉パンではさんだ「お豆ドック」とのビーガンメニューセットは600円。毎週水曜日の限定販売。
 問い合わせは、あっちゃんの大きな木(0868-32-9839)。
写真
「体にうれしい豆乳かん」を手にする谷口さん(左)と池内さん(右)、「お豆ドック」とのビーガンセットを手にする上原さん(中央)


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