津山東高校(岡山県津山市林田)の食物調理科3年生が25日、7月に始まる本格的な実習を前に「調理師仮認定式」に臨んだ。あこがれのコック帽をかぶり、技能の習得に向けて気持ちを新たにした。
体育館で行い、6月上旬に調理理論や衛生法規などを問う校内試験を合格した38人が出席。保護者と教職員が見守る中、一人ずつに円筒型の真っ白なコック帽が手渡され、鏡の前で整えながら身につけた。
園田哲郎校長は「プロフェッショナルな現場で一期一会を大切にする気持ちをもって実習に臨んでほしい」と激励。生徒を代表して妹尾美羽さん(18)が「クラス全員で一致団結し、成長できるよう努力する」と誓った。
実習は7月中の10日間。ホテルや飲食店、菓子店で集団調理などを行う予定。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で校外実習を中止しており、2年ぶりとなる。
仮認定式は今年で23年目。調理師資格は卒業時に取得する。
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コック帽を身につける3年生
津山東高食物調理科調理師仮認定式
- 2021年6月26日
- 教育・保育・学校