津山消防出初め式が10日、林田の津山圏域消防組合庁舎で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して功労者の表彰のみを行い、恒例の入場行進やポンプ車による一斉放水などは取り止めた。
式では、市消防団8方面隊38分団や津山圏域消防組合の幹部ら60人が出席。同消防団管理者の谷口圭三市長が「災害に強い町づくりをめざし、尽力をいただきたい」と訓示。川端茂団長は「消防団は市民の期待に応えるべく、より一層防災、減災(げんさい)に努めるように」。池上真司消防長は「さまざまな災害に対応できるように組織の力の強化が必要。職務の重要性を再認識し、市民が安心して暮らせるように精進を」と激励した。
その後消防庁長官や岡山県知事表彰など、優良団員と職員をたたえ、代表者3人が賞状を受け取った。福南分団・矢山幸史分団長が「これからも有責を果たしたい」と謝辞を述べて決意を新たにした。
津山市を除く美作地域9市町村は、4月までに式を行う予定。
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谷口市長に敬礼する消防団員