津山産小麦利用促進のための試食と意見交換会(津山市ビジネス農林業推進室主催)が29日、山北の市役所東庁舎で開かれ、関係者約40人が魅力を発信するための新たな利用方法などを話し合った。
せときらら100%の「もんげー粉」の販売を始めた小田象製粉(倉敷市)の担当者が「生地はべたつきにくく、非常に扱いやすい」などと特徴を説明。バゲットとベーグルを試食し、SWOT分析の手法で強みと弱みを導き出してPR方法を協議した。
安全安心のプレミア感の演出や、生産者の見える化、ご当地グルメの開発といった意見が上がった。天然酵母パン・ココペリ(美咲町和田北)の店主・高木彩さん(40)は「北海道産を使っているが、津山産の可能性を感じた。取り入れていきたい」と話していた。
JA晴れの国岡山津山麦作経営部会の67戸が小麦を栽培。昨年は菓子・麺用のふくほのか122㌧、パン用のせときらら272㌧を出荷している。
津山産小麦利用促進 試食と意見交換会