障害児や児童福祉施設を運営する津山社会福祉事業会の後援会のロゴに津山工業高校デザイン科2年の岡本七海さん(16)の作品が選ばれ14日、川崎の津山ひかり学園で表彰式が行われた。
ロゴはヒマワリの花をモチーフにしており、どんな時も太陽を向いて咲く姿から「目標に向かって粘り強く頑張ってほしい」と願いを込めて制作した。花びらに赤青緑の「光の三原色」を使い、花を支えるように葉を添えている。葉は福祉に従事する職員をイメージ。他の色と混ぜると別の色に変化する三原色の特徴から「多くの人が協力し合うとどんな色にも変化できる」と思いを込めた。
ロゴの制作は同後援会が障害者福祉・児童福祉について知ってもらいたいと、昨年12月ごろに同校に依頼。当時デザイン科1年生だった生徒40人が取り組んだ。
この日、同学園を訪れた岡本さんに光岡宏文会長から賞状と贈呈品が手渡された。光岡会長は「私たちの意図や思いを理解し、考案してくれありがたい」と礼を述べた。
岡本さんは「自分のデザインが依頼した相手の気持ちに応えているか悩んだ。苦労して考えた自分の成果を認めてもらえてうれしい」と話した。
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賞状を受け取る岡本さん