津山署は、2021年に管内(津山市、鏡野町)で発生した事故の概況をまとめた。総件数は2596件(前年2425件)、人身事故は221件(同215件)でともに増えたが、死者数は1人(同7人)に減った。
65歳以上の高齢者が関わる人身事故は95件で全体の約4割を占めた。そのうち65件が「加害者」側だった。高齢の負傷者は53人で、高止まりの傾向にあるという。
人身事故のうち、車対車は199件で全体の9割。人対車は17件、単独は5件。発生時間帯は日中が170件で全体の約8割。夜間は51件だった。道路形状別では、単路が107件、交差点とその付近が計103件となった。
死者数が1人になったのは19年以来。昨年の死亡事故は、9月19日午前に上横野で発生した80代男性による農耕作業車での自損だった。
県内の事故の総件数は、4万6125件(同4万6272件)で増加。人身事故は4683件(同4288件)、死者は57人(同62人)だった。
同署交通課は「お年寄りの事故が依然多く、対策が求められる」としている。6月末までの上半期について「県内で横断歩道での事故が相次いでいる。歩行者は左右をしっかりと確認し、ドライバーは前方を注意深く見て運転してほしい」と呼びかけている。
表
2021年に津山署管内で発生した交通事故の概況
津山署管内事故統計
- 2022年1月27日
- 事件・事故