津山西中学校=岡山県津山市=は、10日に開かれる運動会で伝統の「西中そーらん〜大漁祭り二部作〜」を全校生で披露しようと、練習に励んでいる。有観客で行うのは2年ぶり。生徒たちは「一体感のある演技で西中のすごさを感じてほしい」と意気込む。
同校が長年取り組むソーラン節に沖縄のエイサーを加え、2017年から2部構成で行っている。
8日の練習では、太鼓の音が鳴り響くと、鮮やかな法被をなびかせながら力強いソーラン節を披露。エイサーでは、カモメや大漁旗を交えて激しい波を表現した。生徒たちは互いに動きを確認しつつ、熱心に取り組んでいた。
生徒会長の田口友捺さん(15)は「本番を全力で楽しんで観客のみなさんに西中のすごさが伝われば」。中学2年生の芦田芽生さん(14)、橋本奈美さん(13)は「この日を待ち望んでいた。先輩たちと最高の思い出を作りたい」と話していた。