津山西中学校(二宮)で14日、2年生によるSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした発表会が開かれた。183人は各教室で調べた内容をクラスメートの前で説明したり、他の生徒たちの話を聞いたりして学びを深めた。
2年生全体が授業で取り組むのは今回初めて。持続可能な社会にするための17項目の目標の中から興味のある内容を選んだ生徒3〜5人がグループをつくった。昨年12月から今年3月までの間、問題に対して解決策を話し合い、実践するなどした。
発展途上国の貧困を取り上げたグループは、ネパールの教育格差や、アフリカで新型コロナウイルスのワクチン接種が滞っているといった現状を指摘。解決の糸口として「啓発ポスターをつくる」、「募金または、使用済みのはがきを寄付する」などを提案した。このほか、児童虐待や水資源の保全をテーマにしたグループもいた。
紛争で子どもたちが犠牲になっている状況について述べた河原偲帆さん(14)は「日本の環境が恵まれていることがわかった。世界の様子に目を向け、自分に何ができるか考えていくことが大切」と話した。
発表の様子はオンラインで配信され、インターネットを通して保護者たちが見守っていた。
津山西中学校 SDGs発表会
- 2022年3月15日
- 教育・保育・学校