津山市は1日、県北初の「津山配偶者暴力相談支援センター」を新魚町の男女共同参画センター・さん・さん(アルネ津山5階)内に開設した。専門の相談員2人を配置し、ドメスティックバイオレンス(DV)相談への対応、支援体制を充実させた。
業務内容は▽電話相談、面接相談▽問題の解決に向けた情報提供や相談機関などの紹介▽緊急時の安全確保に向けた支援▽医療保険や年金の手続きに必要となるDV証明書の発行―など。津山圏域定住自立圏を構成する5町とも連携を図り、啓発などに取り組む。
DV相談件数は全国的に増加傾向にあり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などによるストレスからも増えることが懸念されている。市によると、子育て推進課と人権啓発課で受け付けた相談件数は2015年166件、16年101件、17年63件、18年60件、19年73件で、年平均92・6件となっている。
DV相談に限らず、これまでも受け付けていた日常生活での悩みや不安などについても相談に応じる。センターでは「1人で悩まず、どんなことでもいいので困りごとがあれば連絡してほしい」と呼びかけている。
相談受付は月曜、水曜〜金曜は午前10時〜午後6時。土、日曜は午前10時〜午後5時。休館日は火曜、祝日、年末年始。相談電話は(☎312552)。
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県北で初となる「津山配偶者暴力相談支援センター」。専門相談員が対応する