津山青年会議所(森山裕一理事長)が先月実施した衆楽園の浄化作戦の報告・検討会が25日、山北の同園で開かれた。水質が改善していることが報告され、ディスカッションでは参加者から「今後も継続することが必要」との声が上がった。
プロジェクトは、岐阜県関市の根道神社参道脇にある貯水池・通称「モネの池」にちなんで企画。「目指せ!衆楽園をモネの池に大作戦〜今こそ起こそうムーブメント〜」と題し、高校生や住民ら約160人が池の8割以上を覆うスイレンやヒシの撤去に取り組んだ。約5時間で3分の1を取り除き、その後バクチャーを散布した。
報告会には約100人が参加。眞木祐治まちづくり委員長が「1カ月ほどでは劇的な変化は難しいものの、ヘドロの臭い(硫化水素)はしなくなり、水中を泳ぐコイも見えるようになった。しかし、スイレンなどが盛り返してきている」と説明した。
関市観光課職員によるオンライン講演会に続いて参加者は、今後の取り組みについてグループディスカッション。「今後も続けることが大事」との意見が出され、まちづくりの課題には「自分たちが津山をもっと好きになって発信する」「若い人が交流できる場がほしい」などと述べた。
津山商業高校情報ビジネス科3年・西本葉乃さんは「浄化作戦を通じて多くの人と交流、協力ができて良かった。今後も清掃を続ければ、津山城の次にもっとたくさんの人に知ってもらえる場所になれると思う」と話していた。
p
グループディスカッションで意見を出し合う参加者