津山食品地方卸売市場 2023年1月5日 初市開催

経済・産業 初市の地物野菜をせり落とす仲買人たち=津山中央青果で
初市の地物野菜をせり落とす仲買人たち=津山中央青果で
         

 津山食品地方卸売市場(岡山県津山市津山口)で5日、初市が開かれ、6日ぶりの活気に包まれた。野菜は全般に昨年末からの流れで例年並みの正月相場。一方、津山地方卸売市場の山一水産(戸島)によると、鮮魚は総体的に昨年並みの高値でスタートした。
 津山中央青果では午前7時半、仲買人や生産者代表ら約50人が参加して開市式。
 細場俊幸社長が「業界は依然としてコロナ禍の影響で厳しい状況にあるが、卯(う)年にあやかって景気が跳ねるよう願い、頑張っていこう」とあいさつした。
 来賓の阿部俊子衆院議員らの祝辞、村瀬章全美作青果仲買人組合長が3本締めをした後、せりが始まった。ホウレンソウやネギ、ハクサイ、セリ、七草セットなど、初入荷した新鮮な地物野菜が、せり人たちの威勢いい掛け声で次々に競り落された。入荷量は昨年並みの約20㌧。
 同青果では「軟弱野菜や重量野菜はほぼ例年並みの相場。果物はミカンが例年並み、イチゴが1割安」としている。
 山一水産には、養殖のタイやブリなど昨年並みの約10㌧が入荷。養殖魚は3割高値だった昨年からの流れで推移し、天然魚では九州沖で水揚げされたサワラも昨年並みの相場。
 「まだ漁が本格化しておらず、ほとんど揚がっていない魚種もある。連休明けからは入荷量も増えてくるだろう」としている。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG