津山高専ラグビー部が、1月4日から神戸市で開かれる第51回「全国高専ラグビーフットボール大会」に、中国・四国第1代表として7年連続8回目の出場をする。前回大会では初の3位に輝いており、選手たちは「チャレンジャーの気持ちで全力を出し切り、昨年を上回る成績を」と気迫あふれる練習を重ねている。
1年から5年まで部員17人で活動。平均身長1㍍70㌢と体格的には大きくないため、その分、スタミナを生かして走り、頭で考えながら展開するラグビーが特徴だ。開催が危ぶまれたものの11月の中四国予選では米子を81―0で下し、第1代表の座をつかんだ。
全国大会には各地区の代表10チームが参加。相手に攻め込まれる時間が多くなることが想定されるため、練習では小さいながらも粘り強く守り切れるよう守備力に磨きをかける。
「ディフェンスからリズムを作るのが自分たちのスタイル。しっかりと頭を使って、チャレンジするつもりで一戦一戦に臨みたい」とセンター・太村友哉主将(5年)=加茂中出身。
前回大会では佐世保、久留米に連勝して初の4強に進出し、優勝候補の奈良に敗れた。今回は第3シードとして出場し、選手たちは「先輩たちの思いを引き継いで挑む」と闘志を燃やす。
荒木祥一監督は「まずは大会が開かれることに感謝したい。インターハイの中止など、ほかのスポーツでは引退試合ができないまま終わった人たちもいる。選手にはそうした思いを感じながら頑張ってほしい。相手を迎え撃つのではなく、自分たちから果敢に挑戦するつもりでいきたい」と話している。
津山は5日午後1時半から、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場の補助競技場で、久留米と秋田の勝者と対戦する。大会は新型コロナウイルス対策のため無観客で行われる。
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練習に熱を入れる津山高専ラグビー部