津山高専は17日、卒業式・専攻科修了式を同校(沼)で行った。本科生153人と専攻科生18人の計171人が思い出と希望を胸に新たな一歩を踏み出した。
式は3密を防ぐために卒業生らは各教室に分かれ、オンラインで配信される映像を視聴するかたちで臨んだ。
会場の図書館の多目的ホールでは、各学科の優秀賞の受賞者や総代ら17人が出席。磯山武司校長は卒業証書、修了証書を手渡し、「先を見通すことが困難になっている。初心を忘れず謙虚に学び続け、時代がどう変化しようとも乗りきってください」とはなむけの言葉を贈った。
在校生代表の西山蓮さん(総合理工学科電気システム系4年)の送辞を受け、卒業生代表の佐藤楓希さん(同学科先進科学系)と修了生代表の長瀬達弥さん(電子・情報システム工学専攻)がそれぞれ「これからはそれぞれの進学、就職先で仲間と切磋琢磨し、社会に貢献できるように精進します」「学んだ知識や経験をもとに新たな未来を切り開いていきます」と答辞を述べた。
岡山大学へ編入学する佐藤さんは「友人や先生に恵まれ、5年間楽しかった。今後もいろいろな人とふれあい成長していきたい」と話した。
本科の各学科が2016年に統合し、総合理工学科になってから初めての卒業生。修了生を含めて105人が就職、55人が同校の専攻科や各地の大学、大学院、専門学校へ進学する。
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卒業証書を受け取る卒業生
津山高専卒業式
- 2021年3月18日
- 教育・保育・学校