13日午後0時47分ごろ、岡山県津山市西吉田の住宅団地光陽台の合併浄化槽内に「赤ちゃんのような物がある」と、点検作業に当たった会社員男性(37)から津山署に通報があった。駆けつけた署員が胎児とみられる遺体を発見。死体遺棄容疑で捜査している。
同署によると、遺体は身長約16.5センチ、体重約121グラムで、性別不明。死後時間が経過した状態には見えないといい、最後に浄化槽が点検された9日以降に遺棄された可能性がある。司法解剖で死因を調べる方針。
男性は作業していた午前11時40分ごろに発見し、上司に相談した上で通報した。
光陽台町内会などによると、町内には現在約140世帯が住んでいる。合併浄化槽は住宅のトイレや流しなどにつながっており、点検は月に数回行われる。周りにはフェンスが張り巡らされ、通常は施錠されている。
町内会長男性は「静かな住宅地で、できて40年ほどになるがこのような物騒な出来事は初めてだ。捜査の行方を見守りたい」と話した。
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胎児とみられる遺体が発見された合併浄化槽=13日午後7時17分、西吉田
浄化槽内に胎児と見られる遺体 死体遺棄事件として捜査を開始/岡山・津山市
- 2020年4月14日
- 事件・事故