車両火災を見つけ、 乗っていた人に避難を呼びかけるなどして人的被害を防いだとして、 津山圏域消防組合は21日、 勝間田高校と岡山理科大学付属高校の2年生3人に感謝状を贈った。
勝間田高校の小坂田瑛太さん(16)と青山怜哉さん(16)、 岡山理科大学付属高校の柿内詩稀さん(16)。
友人同士の3人は3月14日午後6時20分ごろ、岡山県津山市河辺地内を歩いていた際、 左前バンパー付近から火が出ている走行車を見つけた。 停車したタイミングで、 乗っていた男女2人に避難を呼びかけ、 119番通報。 道路を通る他の車を迅速に誘導した。 消防車両が駆けつけるまでの約10分間、 連携した活動を行い、 けが人などはいなかった。
表彰式は林田の同組合本部で行われ、 西村直樹消防長が3人に感謝状を贈呈。 消防長は 「冷静な判断と行動、 地域の安全を思う責任感で社会に貢献してくれた」 とたたえた。
3人は 「とっさの判断だったが、 乗っていた人にけががなく、 2次被害もなくて良かった」 「日ごろの仲の良さが連携に生かされた」 と話した。