美作市消防団は、地域防災力向上や住民の安全保持に対し、全国の模範となる活動を行ったとして消防庁から「消防団地域活動表彰」を受けた。永井秀一同消防団長らは17日、萩原誠司市長に喜びを報告し、今後も尽力していく決意を表明した。
同消防団は6方面隊23分団あり、本年度4月1日の時点で10~70代の団員1801人が所属。2021年から滋慶学園美作市スポーツ医療看護専門学校(美作市古町)も協力して「学生消防隊」を結成し、現在学生66人が火災予防運動の呼びかけといった広報活動のほか、避難設営補助などを手助けしている。団員確保につながる後進の育成への顕著な功績が評価された。
この日、永井団長は岡山県美作市の美作市役所を訪れ報告。萩原市長は「受彰は市全体の喜び。さまざまな活動をしていただき感謝している。今後の活動の励みにしてほしい」とたたえた。
永井団長は「団員のみなさんが昼夜問わず活動してきた功績と学生たちの頑張りも大きく貢献している」と述べた後、「今後も異常気象、大規模火災など予測不能な災害に十分注意が必要。住民たちの安全安心を自分たちが守るという気持ちで取り組んでいく」と誓った。
本年度は全国48団体が受けており、県内では美作市のほか、久米南町消防団も受彰した。
