岡山県美作市消防本部は26日、美作市真神の国重文・長福寺三重塔で特別査察を行った。
高さ約22メートルの三重塔は、鎌倉時代中期の1285年に建立された岡山県下最古の木造塔建築。この日は同本部と市教委の職員4人が訪れ、屋外の消火栓や放水銃、塔の中の火災報知設備の管理状況や異常がないかを確かめた。
近藤善照住職は「これからも設備の維持管理に努めていきたい」。同本部予防課の髙田寛人さんは「今後も貴重な文化財や市民の生命・財産を守れるよう、防火意識の徹底を図っていきたい」と話した。