第53回中国地区消防救助技術指導会(23日、広島市)に出場する津山圏域消防組合の隊員17人の壮行式が15日、岡山県津山市林田の同組合で開かれ、訓練成果を披露して本番での健闘を期した。
出場種目は、陸上の部がロープブリッジ渡過(3人)、ロープ応用登はん(2人2組)、障害突破(1組5人)、水上の部が溺者救助(1組3人)、水中結索(3人1組)。
式には、関係者約40人が出席し、西村直樹消防長が「暑い過酷な環境で訓練を続けてきたことに敬意を表する。体調管理をしながら最高のパフォーマンスを見せてほしい」と訓示。管理者の谷口圭三市長が「より一層士気を高めてもらいたい。健闘を祈る」と激励した。
陸上種目が実演され、ロープブリッジ渡過では、水平に張られた20メートルのロープを往復。ロープ応用登はんは、登はん者と補助者が協力し、垂直のロープを伝い15メートルに到達するまでのタイムを競った。
同技術指導会の上位入賞者は、8月30日に兵庫県で開催予定の全国大会へ出場する。
水中結索に出場する美若翔多消防士長(34)は「訓練できることに感謝の気持ちを持ち、一人でも多くの隊員が全国大会に進めるよう結果を出したい」と決意を述べた。
