清泉小学校(綾部)の児童が、コロナ禍の中で懸命に頑張る人たちを応援する歌「みんなで笑顔に!」を作った。現在はCD制作に向け、音楽の授業などで歌の練習を重ねている。録音した曲を、10月3日の運動会で地域の人や保護者に初披露する予定。
緊急事態宣言が解除された際、市内の小中学校では感染拡大防止ため楽器の使用禁止や歌わないなどの対応が求められた。そんななか、授業が楽しめるよう、6月から作詞や作曲に挑戦する取り組みを始めた。
3〜6年生が、担当の吉竹優子講師と一緒に「原稿用紙に好きな言葉を書く」「思いついたメロディー口ずさむ」などをして、詞や曲のアイデアを出し合い、それをまとめあげた。「みんなの命を守るため、今できることをつづけていこう」「世界中が笑顔になれますように」といったメッセージを、明るく元気なメロディーにのせた。
16日は、4年生が同校の音楽室で、二部合唱を練習した。それぞれのパートに分かれて歌い、きれいなハーモニーを響かせた。4年生の岡田琉暉君は「早くコロナが収まるように願いを込めて作詞した。聞いた人に喜んでもらいたい」山本栞愛さんは「上手に気持ちが伝わるようにメロディーを考えた。この歌でみんなが元気になるとうれしい」と話した。
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歌を練習する4年生の児童=清泉小