第44回「津山ちぎり絵サークル展」(全国和紙ちぎり絵津山サークル主催)が30日から、岡山県新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、和紙の質感を生かした温かみあふれる秀作が来場者の目を楽しませている。9月1日まで。
同サークル(佐藤弘子代表)の40代~96歳の会員ら23人が四季折々の風景や動植物、人物などをモチーフにした43点を出展した。
陽気が伝わってくるかのような春らんまんな津山城をはじめ、盛夏の空に咲くヒマワリ、身を寄せ合う愛らしいブンチョウのつがい、今にも泳ぎだしそうなサンマなど、和紙の特徴を存分に引き出した個性あふれる作品がずらり。
佐藤代表(79)=津山口=は「手指や頭をしっかり使い、全国組織なので仲間がたくさんできるのも魅力。日本の伝統文化である和紙の幅広い表現力を楽しんでいただけたら」と話していた。