岡山県真庭市湯原地域に生息するオオサンショウウオ、別名「はんざき」にちなんだ夏の風物詩「はんざき祭り」が8日、湯原温泉街で開かれ、大勢の人たちでにぎわった。
今年で62回目。午後6時前、子どもたちに引かれて、大はんざきをかたどった山車(だし)が湯原振興局を出発。華やかな踊り連とともに祭りの雰囲気を盛り上げ、広場で総踊りが行われた。
日が沈むと、黄色く輝く全長10メートルのはんざきねぶたが登場。和太鼓などの先導で出店が並ぶ温泉街の通りをゆっくりと練り、色鮮やかな姿が観光客らの注目を集めた。
クライマックスでは打ち上げ花火が夜空を彩り、訪れた人たちは湯原温泉の夏の一大イベントを堪能した。