岡山県真庭市・湯原温泉のバレンタインデー(14日)に合わせた初イベント「バレンタインスイーツマルシェ」(湯原町旅館協同組合主催)が12日、同市の湯原ふれあいセンターで開かれ、同市をはじめ、県内各地から集まった絶品のお菓子を買い求める家族連れらでにぎわった。
洋菓子を中心にお手製のハンバーガーやカレー、パンなどを販売する計18店が出店。午前10時の開始とともに、各店の前で買い物客が列をつくるほどの盛況ぶり。このうち、湯原地域に店を構える「ほわっふる。」では、地元産の卵や蒜山ジャージー牛乳を使ったふわふわの生地とたっぷりの生クリームが自慢のワッフルを売り出しており、みなお目当ての品を次々と購入していった。
このほか、新庄村のひめのもちクレープなどもあり、買った人たちは笑みを浮かべながら味わっていた。八束小5年・大森咲希さん(11)と弟の蒼一朗君(9)=同小3年=は「お菓子を買った後は近くにある足湯を楽しむ」と話していた。
同組合や湯原観光協会は、温泉街の集客につなげようと季節に合わせた企画を立ち上げて市内外へPRを行っている。湯原観光協会事務局の伴野良子さんは「まずは湯原温泉を知って訪れるきっかけをつくっていきたい。近隣の市町村のみなさんもぜひ温泉やイベントを楽しんでほしい」と語っている。