美作市の湯郷温泉街に、造形作家・徳持耕一郎さん(65)=鳥取市=によるジャズ奏者らをモチーフにした鉄筋彫刻が設置され、行楽客の注目を集めている。コロナ禍で落ち込んだ観光の活性化、誘客増に向けてPRしていく。
「アーティストレジデンス」事業として観光協会と旅館組合が昨年9月から招へいして計8点を制作し20日、完成除幕式を実施。
サキソフォンやトランペット、フルートなどの奏者、読書をする女性ら素描を思わせる軽やかな曲線美の彫刻が足湯、ゆ〜らぎ橋といった温泉街の各ポイントに据えられ、散策する人たちは作品と並んで記念撮影するなどしている。
兵庫県加古川市の会社員・山本るりこさん(32)は「遊び心を感じるアート。背景によって雰囲気が変わるし、見る角度で立体感が出るのも面白い。インスタ映えしますね」と話していた。
専用のガイドマップを観光案内所で配布しており、アート巡りによる回遊を促進。ホームページやSNSによる情報発信で周知を図る。
問い合わせは、湯郷温泉観光協会(●0868720374)。
湯郷温泉街 ジャズ鉄筋彫刻
- 2022年3月22日
- 経済・産業